レーシック手術で調節する角膜とは一体何でしょうか?
コンタクトレンズの使用を誤ると角膜を傷つけることもあります。
■ 角膜の構造
角膜は3つの層と2つの膜から構成されています。
・ 角膜上皮層
・ ボーマン膜
・ 角膜実質層
・ デスメ膜
・ 角膜内皮層
「角膜実質層」には再生機能がありません。
そのため、レーシックの手術は削る層の厚さによって、施術できる回数が異なってきます。
また角膜上皮層は0.05ミリ程の厚さで、再生機能があります。
涙とともに古い角膜上皮は剥がれ落ちていきます。
レーシック術で調節する部分は「角膜実質層」になります。
一度フタになる部分である「フラップ」を作ってから、「角膜実質層」を調節します。
「フラップ」を作る位置はレーシックの方法によって異なってきます。
■ 角膜の性質
角膜は血管が通っていないので、透明な組織になります。
そのため呼吸などは、外部から酸素を取り込んでいます。
またコンタクトレンズは角膜の上に乗せて視力矯正します。
しかしコンタクトの使用によって、細かいキズがたくさん付いてしまいます。
しかし角膜上皮層は代謝の早い組織なので、これらのキズも一晩眠ると治癒します。
寝不足のときなどは、代謝が悪くなるため、コンタクトが上手くフィットしなくなるのです。
また代謝が悪くなると、涙を保つ力も弱まってしまいます。
■ 角膜の病気
角膜の病気で気を付けたいのが「アカントアメーバ」です。
アカントアメーバは水道水の中に生息しています。
水道水は消毒されていますが、アカントアメーバはほとんど死滅しないといわれています。
そのため角膜にキズが入っている状態で、コンタクトレンズを扱った場合にアカントアメーバが侵入することがあります。
コンタクトレンズを使用する際には、きちんと専用の消毒液を使って、洗浄する必要があります。
■ 角膜を酷使しないために
角膜以外の他の部位ですと、キズが付くとかさぶたになり、治癒します。
しかし角膜は透明性が保てないと、「見る」機能が保てません。
そのため角膜は一度細菌などの異物が侵入すると、それを防御するための治癒方法をとることができないのです。
すなわち一度炎症を起こしてしまうと、なかなか治りにくいのが角膜なのです。
コンタクトレンズは日々小さいキズを角膜に付けています。
そのダメージを最小限に抑えるためにも、使用する際にはきちんと目に合ったカーブが眼科で測定してもらい、使用期間などをきちんと守って使用するようにしましょう。