昔の【角膜の病気】は失明につながる恐れのある、怖い病気でした。

現在では医療が発達し、抗生物質の投与や外科手術などがあるため、失明の心配はほぼありません。

しかし現在でも重症化すると危ない症状もあるので、注意が必要です。
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角膜は黒目の上に位置している小さな部位ですが、ものを見たり菌を防いだりする上で非常に重要な役目を果たしています。

目の異常に気付いたら、ただちに眼科に行くようにしましょう。


■ 失明の多かった、角膜の病気

昔は医療技術が発達しておらず、角膜の異常によって失明する人も多数いました。

「角膜ヘルペス」や「はやり目」などの病気は、現在では医療技術の発達により、投薬や外科手術で治る病気になっています。

しかし油断すると怖い病気になります。

少しでも痛みを感じたら、すぐに眼科を受診するようにしましょう。



■ 角膜ヘルペス

角膜ヘルペスは幼少期に感染することが多い病気です。

角膜ヘルペスとは、口唇ヘルペスと同じように、ヘルペスのウイルスが角膜に感染して生じる病気です。

角膜ヘルペスに感染すると、目が痛くなり涙がよく出るようになります。

ヘルペスウイルスなので、一度発症すると再発しやすい病気です。

免疫力が落ちたときに再発するので、風邪を引いたときなどは注意が必要です。

何度も再発するため、失明の原因となる確率の高い病気でした。

しかし現在では「アシクロビル」という特効薬が開発されたので、失明することはほとんどなくなりました。



■ 角膜潰瘍(つき目)

主な原因は外傷ですが、コンタクトレンズの使い方を誤ることで感染することもあります。

肺炎球菌や緑膿菌、ブドウ球菌が角膜潰瘍の原因となるといわれています。

角膜に感染すると、目の痛みや涙、まぶしさなどの症状を起こします。

軽症だと抗生物質の点眼を行いますが、重症の場合には点滴を行うこともあります。

異物が入ったり、目をついたりしただけでも重症化することがあります。



■ はやり目

はやり目とはアデノウイルスに感染する症状のことを指します。

症状としては目やにや涙、強い充血が特徴です。

1~2週間の潜伏期間を経た後、10~15日間症状が続きます。

感染力が非常に強いため、学校などで流行ると学級閉鎖になることもあります。

感染を避けるためにも、眼を触ったらアルコールで消毒しましょう。

症状が出ている間は、家族間で使用する顔拭き用のタオルや洗面器などを別で用意し、使用するようにしましょう。



■ 角膜移植について

角膜の感染症にかかると、角膜が白濁したり変形したりして、視力の低下を招くことがあります。

そのため角膜の移植を行い、視力を回復する手術があります。

現段階で主流なものは「アイバンク」です。

ドナーカードに角膜提供の意思を示しておくと、心停止後摘出されることになります。

この場合、レーシック手術を受けた人の角膜を利用することはありません。

また角膜に関しては人工の代用品はありません。

ピントを調節している「水晶体」に関しては人工の器具で代用可能になりますが、角膜の場合には生きた細胞が必要となります。

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